三重産業保健総合支援センター

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R3.11月号

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三重産保メルマガ(2021年11月15日号)
独立行政法人 労働者健康安全機構
三重産業保健総合支援センター
電話 059-213-0711
FAX 059-213-0712
E-mail  mie-jooohas@mies.johas.go.jp

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●三重さんぽセンター産業保健研修会

〇令和3年度下期(10月~3月)産業保健研修会の実施等

当センター主催の研修会は、産業保健関係者の専門的・実践的能力の向上を図るため、皆様方のご理解とご協力をいただきながら、新型コロナウイルス感染予防対策に十分留意し、10月から研修会を再開しております。定員に余裕がある研修会もありますので「産業保健研修会申込み方法及び注意事項等」をご覧いただきお申込みをお願いいたします。      ↓
https://www.mies.johas.go.jp/file/traininginfo_guide_202110-03.pdf

なお、皆様からご要望をいただいておりましたオンライン研修会を10月から順次開催しております。12月と1月の開催予定は下記のとおりです。注意事項を必ずお読みいただいた上で申込みをお願いいたします。
オンライン会議ツールは「Zoom」を使用します。

■ 日 時:12月7日(火)14:30~16:30  (産業保健スタッフ向け)【単位取得無し】
 テーマ:コロナがもたらした変化 事例から考えるメンタルヘルス活動
 講 師:矢野一郎 当センター産業保健相談員(カウンセリング担当)

■ 日 時:1月26日(水)14:00~16:00  (産業保健スタッフ向け)【単位取得無し】
 テーマ:「治療と仕事の両立支援」の進め方
 講 師:上住津恵 当センター産業保健専門職

【注意事項】
1. お申し込みは「WEBからのお申込み」(当センターホームページ内)からのみに限ります。
2. お申し込みをいただいた方には、記載いただきましたメールアドレス宛に当センターで受理した旨を返信しますので確認をお願いします。なお、返信が届かない場合はご連絡をお願いします。(アドレスの入力間違いや、迷惑メールとなっている可能性があります)
3. お申し込みを受理した方には、研修会開催日の一週間前頃に、記載いただいたメールアドレスに当該オンライン研修会の「招待メール」(URL、ミィーテイングID・パスコード記載、研修会資料・参加者アンケート用紙添付)と「ご案内メール」(受講者番号記載)を送信します。開催日3日前になっても届かない場合やご不明な点がございましたら、お手数ですが当センターまでご連絡ください。
4. 一つのメールアドレスにて、複数名で参加される場合は、その旨及び参加者職・氏名を「相談・質問事項」欄に記入してください。なお、アンケート用紙の提出も全員分お願いいたします。

〇「三重産保メルマガ」登録者への特典として、申込数の制限緩和を実施中

【特典】 「産業医向け研修会」について、お1人様1ヶ月間に1研修以内という制限を設けておりますが、メルマガ登録者には1ヶ月間に2研修以内に緩和措置を設けさせていただいています。 特典を利用される方は、「研修申込み」の最下段にある、「相談質問」の欄に下記のパスワードを必ず記入してください。

『メルマガ11月号パスワード : ○○○○○○○ 』

パスワード有効期間は、12月14日(火)申込み分まで。(15日以降は12月号のパスワードを記入してください。)2月の研修会の受付開始日時は、12月1日(水)の11時頃を予定しています。

〇令和3年12月度 産業保健研修会日程 案内

当センター開催の産業保健研修会は、「産業医向け【単位取得】」と「産業医以外の産業保健スタッフ向け【単位取得無し】」に区分していますが、どちらの研修会も職種等に関係なく、ご希望される産業保健スタッフ等の皆様にご参加いただけます。
「産業医以外の産業保健スタッフ向け」は、比較的定員に余裕がありますので是非ご参加ください。

HPの研修一覧のテーマ名欄に「-定員に達しました-」が表示されても!

一度定員に達した場合でも、キャンセル等で定員に余裕ができた場合は、受付けを再開しますので、希望される研修会については、随時HPを確認していただくと申し込める場合があります。

※メルマガ配信前日の申込み状況について、日時の次に下記の表示をしますので参考にしてください。
表示の無いものは定員に余裕があります。
【満席】→定員に達し締切りました。 【残り僅か】→定員まで残り1~5席。 

◆◆◆◆◆◆「産業医向け【単位取得】研修」◆◆◆◆◆◆

申込みはこちらから ↓
https://www.mies.johas.go.jp/kensyu/categories/doctor/

※上段から 日時/研修会テーマ等/講師(氏名・所属・役職)

■ 12月1日(水) 14:30~16:30 【残り僅か】
「総合的ハラスメント対策」 日医認定産業医研修【生涯・更新・2単位】

岡村 和良  三重労働局 雇用環境・均等室 労働紛争調査官

■ 12月2日(木) 14:00~16:00 
「働き方改革における産業医の役割について」 日医認定産業医研修【生涯・専門・2単位】

國田 武二郎  あすなろ法律事務所 所長 弁護士

■ 12月8日(水) 14:30~16:30
「ストレスに強い人材の育て方」 日医認定産業医研修【生涯・専門・2単位】

竹内 登規夫  愛知教育大学 名誉教授

■ 12月9日(木) 14:30~16:30 【残り僅か】
「職場における腰痛予防に対する対応」 日医認定産業医研修【生涯・実地・2単位】

寶 幸夫  中災防腰痛予防労働衛生教育インストラクター

■ 12月16日(木) 14:30~16:30
「産業医による職場巡視のポイント」 日医認定産業医研修【生涯・実地・2単位】

後藤 義明  三重産業医会 理事

■ 12月21日(火) 14:30~16:30 
「職場におけるインターネット依存の理解と対応」 日医認定産業医研修【生涯・専門・2単位】

井上 雄一朗  (医)鴻池会 秋津鴻池病院 精神科医師

◆◆◆「産業医以外の産業保健スタッフ向け【単位取得無し】研修」◆◆◆

申込みはこちらから ↓
https://www.mies.johas.go.jp/kensyu/categories/staff/

※上段から 日時/研修会テーマ/講師(氏名・所属・役職)

■ 12月7日(火) 14:30~16:30 【オンライン研修】
「コロナがもたらした変化 事例から考えるメンタルヘルス活動」

矢野 一郎  当センター産業保健相談員(カウンセリング担当)

■ 12月14日(火) 14:30~16:30 【オンライン研修】
「ラベル・SDSの見方と活用」

浅野 保  当センター産業保健相談員(労働衛生工学担当)

● 産業保健相談

産業医学、メンタルヘルス等に豊富な経験を有する専門スタッフが、産業保健に関する問題等について、当センターの窓口、電話、メール等で相談に応じる産業保健の無料相談を実施しています。お気軽にご利用ください。

〇窓口相談開設日程

【11月の相談日スケジュール】
1  11月 9日(火)9:00~12:00 猪野  亜朗 産業保健相談員(メンタルヘルス)
2  11月18日(木)9:30~12:30 そうけ島 茂 産業保健相談員(産業医学) 

【12月の相談日スケジュール】
1  12月14日(火)9:00~12:00 猪野  亜朗 産業保健相談員(メンタルヘルス)
2  12月16日(木)9:30~12:30 そうけ島 茂 産業保健相談員(産業医学) 

産業保健相談の申込みはこちらから ↓
https://www.mies.johas.go.jp/mental_form/

○産業保健相談員コーナー

当コーナーは、産業保健相談員からの情報提供等行っております。
今回は、笽島相談員による「第31回日本産業衛生学会全国協議会」のご案内及び猪野相談員による[職場とアルコール問題]シリーズの第6回目を掲載させていただきました。

■第31回日本産業衛生学会全国協議会のご案内

三重産業保健総合支援センター相談員 そうけ島 茂
第31回日本産業衛生学会全国協議会 企画運営委員長
三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学分野 教授

謹啓 時下、皆様方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度は、2021年12月3日(金)~5日(日)に開催させて頂く「第31回日本産業衛生学会全国協議会」につきまして、ご案内申し上げます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
以下、概要をお示しさせて頂きます。

【会期・開催方法】
現地会場開催およびライブ配信開催:2021年12月3日(金)~5日(日)
オンデマンド配信開催:2021年12月3日(金)~2022年1月10日(月・祝)
【テーマ】経済社会と健康:ポストコロナの産業衛生を考える
【会場】三重県総合文化センター
【参加申し込み方法】事前の参加登録が必要です。学会ホームページよりお申し込みください。
【企画概要】(タイトルは変更になる場合があります。)
・学会長講演「経済社会と健康:ポストコロナの産業衛生を考える」
演者:笽島茂(三重大学大学院医学系研究科公衆衛生・産業医学分野 教授)
・基調講演「新型コロナウイルス感染症のこれまでとこれから」
演者:尾身茂(独立行政法人 地域医療機能推進機構 理事長)
・特別講演「新型コロナウイルス感染症の疫学、数理モデルと今後」
演者:西浦博(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻環境衛生学分野 教授)

その他、数多くの講演やシンポジウム等の企画を計画しております。
【日本医師会認定産業医研修会】生涯研修 更新3単位、実地11単位、専門38単位分
【日本医師会認定健康スポーツ医学再研修会】4単位分
の企画をご用意しております。

会期・開催方法等は新型コロナウイルス感染症の流行状況により変更の可能性がございます。学会最新情報は、学会ホームページからご確認下さい。↓
http://procomu.jp/sanei-zenkoku2021/

■[職場とアルコール問題] 第6回
「エチルアルコールの神経毒性」 その2
三重産業保健総合支援センター相談員 猪野亜朗(泊ファミリークリニック)

フラミンガム研究1)がある。アメリカの疫学研究で、循環器疾患についての研究が有名であるが、実はアルコールについての研究でもある。
まず、頭蓋腔の大きさと脳実質の大きさを測定する。そして、頭蓋腔の大きさを分母とし、脳実質の大きさを分子とした割り算を行うことで、脳実質の詰まり具合、即ち、萎縮の程度を明らかにする。
調査は、一般人口を対象とし、飲まない群、以前に飲んでいて、今は飲まない群、低い飲酒量(1-7ドリンク=日本酒1-5合/週)群、中等度の飲酒量(8-14ドリンク=日本酒5.5―10合/週)群、高い飲酒量(14ドリンク以上=日本酒10合以上/週)群に分類している。
その結果、飲まない群、低い飲酒量群、中等度の飲酒量群、高い飲酒量群へ飲酒量が増える程、上記の%が小さくなり、脳萎縮が重度になっていくことを示した。(注:米国の1ドリンク=純エチルアルコール14g)。
一般人口でも、飲酒量が増えるに従って、すなわち、「低い飲酒量」、「中等度の飲酒量」でも、脳萎縮の可能性があることを示唆したのである。
飲酒量が増えることで、エチルアルコールによる神経毒性が増え、脳萎縮が強まったと言える。
この研究では、もう一つの重要な知見が示されている。「以前は飲んでいて、今は断酒している群」は、「飲まない群」に次いで、この%が大きく、脳萎縮が少なかったのである。
上記の2点から、飲酒量が増えて行くに従い、脳萎縮がひどくなるが、以前に飲んでいても断酒すると脳萎縮が回復することを示していたのである。脳の神経組織には可塑性があるのである。下記の論文1)のHPに、グラフが提示されているので、見て頂きたい。
一方、Volkow論文2)には「アルコールの乱用によるドーパミン(快感を生じる神経伝達物質)放出量の多さと放出の持続時間が、食物やセックスという天然の強化因子によるドーパミン放出量や持続時間よりも大きい。その結果、アルコールは飲酒行動を強化していく。また、アルコールは天然の強化因子よりもドーパミン放出量が5~10倍多く、放出の持続時間においても凌駕している。さらに、食物やセックスという天然の強化因子によってもたらされる側坐核におけるドーパミンの増大には慣れを生じるが、アルコールによってもたらされるドーパミンの増大には慣れが生じにくい。反復されるアルコール乱用による消耗することのない側坐核におけるドーパミンの増加は、アルコールへの動機付け効果を強めるが、天然の強化因子ではそれは生じない」とある。
美味しい食事で快感が生じるが、満腹感で食べなくなり、また、美人を見ても快感を生じるが見飽きるようになる。アルコールがもたらす快感は非常に強く、慣れが生じにくいので、長時間飲み続けることが生じる。

1) Carol Ann Paul、MS :Association of Alcohol Consumption With Brain Volume in the Framingham Study.Archives of Neurology,65(10),pp1363-1367,October,2008.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18852353/の論文中の図1を参照してください。
2) Volkow,ND:Drug Addiction: The Neurobiology of Behavior Gone Awry,Principles of Addiction Medicine fourth edition,Chapter 1,pp3~12,2009.

● 三重労働局情報

○三重労働局管内労働災害発生状況

令和3年労働災害発生状況(死亡者数、休業4日以上の死傷者数) 1月~10月分(最新データ)

【概要】
死亡者数→ 16人で、前年同時期 +2人の増加となっています。
休業4日以上の死傷者数→ 1,901人で、前年同時期比19.6%の大幅増加を示しています。

・監督署別労働災害発生状況
・事故の型別労働災害発生状況
・起因物別労働災害発生状況 等

災害統計はこちらから ↓
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/jirei_toukei/saigaitoukei_jirei/toukei/saigai.html

○墜落防止強調期間(11月・12月)の実施について

三重県内では、本年10月、建設業で3件の死亡災害が発生し、これ以外にも墜落により重篤な災害が発生しました。このような事態を受け、三重労働局では、11月1日から12月31日までを「墜落災害防止強調期間」と位置づけ、墜落災害が発生するおそれのある建設工事現場等に対する監督指導など、緊急対応を実施します。

詳細等はこちらから ↓
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/news_topics/houdou/20211028ka.html

○4業種の三重県特定(産業別)最低賃金改正を答申

三重地方最低賃金審議会(会長 安井広伸)は、本年8月5日に三重労働局長(西田和史から特定(産業別)最低賃金の改正決定についての諮問を受け、審議を重ねた結果、10月21日、三重労働局長に対し、三重県ガラス・同製品製造業など4業種に係る特定(産業別)最低賃金を、それぞれ現行額より引き上げるよう答申しました。なお、改正特定(産業別)最低賃金額は、異議申出の受付処理、官報公示を経て、それぞれ令和3年 12 月 21 日から発効される予定です。

詳細等はこちらから ↓
https://jsite.mhlw.go.jp/mie-roudoukyoku/news_topics/houdou/chingin_shingikai_2021101_00001.html

○11月は「過労死等防止啓発月間」です

厚生労働省では、11月を「過労死等防止啓発月間」と定め、過労死等をなくすためにシンポジウムやキャンペーンなどの取組を行います。 この月間は、「過労死等防止対策推進法」に基づくもので、過労死等を防止することの重要性について国民に自覚を促し、関心と理解を深めるため、毎年11月に実施しています。
月間中は、国民への周知・啓発を目的に、各都道府県において「過労死等防止対策推進シンポジウム」を行うほか、「過重労働解消キャンペーン」として、著しい過重労働や悪質な賃金不払残業などの撲滅に向けた重点的な監督指導や、一般の方からの労働に関する相談を無料で受け付ける「過重労働解消相談ダイヤル」などを行います。

詳細等はこちらから ↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177422_00004.html

○職場での転倒予防に取り組みましょう!

このたび、厚生労働省と消費者庁は、日本転倒予防学会と協力して、10月10日の「転倒予防の日」を契機に、国民に対する転倒予防の呼びかけを行うこととしました。事業者の皆さまにおかれては、これを契機に、下記の広報資料を参照の上、事業場での転倒予防の取組を実施していただくようお願いします。

詳細等はこちらから ↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21393.html

● 新着情報(厚生労働省)

■令和3年、令和2年の労働災害発生状況
https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=N8nSonS5RTaqwTylY

■新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言後の対応
https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=U6h7QVPVUouLbh_BY

■「事務所衛生基準規則及び労働安全衛生規則の一部を改正する省令案要綱」の答申が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21600.html

■「令和3年版 過労死等防止対策白書」が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21805.html

■「令和3年度第2回化学物質のリスク評価検討会(有害性評価小検討会)」の資料が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21862.html

■今冬のインフルエンザ総合対策について
https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=M8ids3FuZQgsiHahY

 

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◆ 本メールマガジンは、毎月15日頃を目途に発行いたします。
  次回は2021年12月15日頃を予定しております。
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