メールマガジン
R8.7月号
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三重産保メルマガ(令和8年7月号)
独立行政法人 労働者健康安全機構
三重産業保健総合支援センター(三重さんぽセンター)
電話 059-213-0711
FAX 059-213-0712
E-mail mie-jooohas@mies.johas.go.jp
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暑さが厳しさを増す季節となりました。暑い環境での作業をする際には、深部体温を下げること、上げないことが大切になります。作業前のプレクーリングを取り入れましょう。
目次
1 三重さんぽセンターからのお知らせ
◇ 令和10年4月1日から義務化予定の小規模事業場のストレスチェックへの対応について
労働者数50人未満の事業場に対するストレスチェック義務化については、施行時期が令和10年4月1日となりました。
施行日までは一定の期間がありますが、制度への対応には体制整備や社内ルールの見直しなどが必要となるため、早めに準備を行っていただくことが重要です。なお、法令改正の詳細については下記「3法令等改正情報」を参照して下さい。
当センターでは、事業場の規模に関わらず、「ストレスチェックの導入方法」や「従業員数が少ない場合の注意点」など、ストレスチェックについての相談・支援を行っています。また、メンタルヘルス対策全般について、保健師、公認心理師等の専門家による相談や各種支援を行っています。
サービスのお申し込みはこちら↓(ホームページ下部にある「支援申し込みフォーム」をクリックして下さい。)
◇ 治療と就業の両立支援についての努力義務化で事業場に求められること①
改正労働施策総合推進法により、令和8年4月から治療と就業の両立支援が努力義務化されています。また、「治療と就業の両立支援指針」が策定され、事業主が取り組むべき基本的な考え方や具体的な支援内容が示されています。本稿では、指針において事業主に求められる環境整備のうち、「基本方針の表明と労働者への周知」及び「研修等による意識啓発」について説明します。
●基本方針の表明と労働者への周知
事業主は、治療と就業の両立支援に取り組むに当たり、基本方針を表明します。また、衛生委員会等で調査審議を行い、基本方針や具体的な対応方法等の事業場内ルールを作成し、全ての労働者に周知することで、治療と就業の両立を実現しやすい職場風土を醸成します。
ポイントは以下の4点です。
①基本方針の明文化
②具体的な対応方法の整理・マニュアル等の作成
③基本方針等の情報発信
④両立支援のニーズの把握
以下各項目の「・」は事業場で行われている一例です。
①基本方針の明文化
治療と就業の両立について、会社としての基本方針を明文化しましょう。
・独立して基本方針を作成する。
・就業規則に記載する。
・健康宣言に記載する。
・社是や経営理念、経営方針に明記する。
・労働安全衛生や健康経営に関する評価・認定・認証等の諸制度による健康経営企業等の評価・認定・認証を得る。
②具体的な対応方法の整理・マニュアル等の作成
・具体的な両立支援の流れや対応方法を整理し、マニュアル等を作成する。作成したマニュアルを各部署等に配布する。
・治療と仕事の両立時や休職時・復職時等の各場面でのマニュアルを作成する。
③基本方針等の情報発信
労働者への周知は、両立支援の必要性や意義を全ての労働者が共有し、職場風土を醸成することが目的です。継続的に労働者に周知を行いましょう。
・基本方針や具体的な取組方法等を、社内報等での配信や、イントラネット・社内掲示板・トイレ等に掲載する等により、全労働者に周知する。
・経営者自らが「両立支援」や「健康経営」などに関するセミナー等に参加し、その情報を労働者に発信する、朝礼や会議、行事の度に、経営者が「両立支援」や「健康経営」のことを話題・議題にする。
・実際の支援事例があれば、組織体験や個人体験を個人情報の範囲内で社内で共有する。
④両立支援のニーズの把握
当事者から支援ニーズを聴取し、基本方針や具体的な対応方法の改善に努めることも重要です。
●研修等による意識啓発
①管理職等を対象として、治療と就業の両立支援指針や社内制度等に関する研修を実施し、管理職の意識啓発を図る。
②全労働者を対象として、病気と治療に関する知識や両立支援制度について研修を実施し、両立支援を行いやすい職場風土を醸成する。
・治療と仕事の両立支援ナビ(厚生労働省)の従業員向けハンドブック(配布用PDF)等を用い教育を行う。
・「がん予防と両立支援」のe-ラーニング研修会を全労働者を対象に実施する。
・動画配信サイトで両立支援関連の動画(産業医科大学 両立支援科学講座等)を活用する。
当センターでは、管理監督者、全社員等を対象にした意識啓発を図る教育を無料で行っています。是非ご利用下さい。
サービスのお申し込みはこちら↓(ホームページ下部にある「支援申し込みフォーム」をクリックして下さい。)
◇ 熱中症対策(プレクーリング等)について
熱中症対策の基本は、WBGT値の把握と低減です。基準値を超える場合や超えることが予測される場合については①WBGT値の低減を行う②身体作業強度(代謝率レベル)が高い作業を避ける③可能であれば、日陰の場所に作業場所を変更等の対策が原則です。
対策を行ってもWBGT基準値を大幅に超える場合に、やむを得ず作業を行うときは、単独作業を控え、対策を行っても基準値を超える場合には、長めの休憩を取得させるとともにプレクーリングを行いましょう。
○プレクーリングとは、作業を始める前に、⼗分に⾝体を冷やしておき作業中の体温上昇を緩やかにする熱中症の予防対策です。体表面から冷却する方法と体内から冷却する方法があります。
●体表面から冷却する方法
①クールベストの着用
②手のひらと前腕の冷却
仕事前・休憩時間に10〜15℃の水で手足を冷却する。温度が低すぎると⾎管が収縮するため逆効果とされています。
③送風スプレーと手足の浸水
仕事前・休憩時間に、手足の浸水、送風スプレーを同時に行うことで⾝体の内部の温度上昇を抑え、脱水状態を軽減することができます。
●体内から冷却する方法
アイススラリーの摂取
仕事前や休憩時間に摂取します。アイススラリーとは、微細な氷と液体が混じり合った流動性のある氷状態の飲料です。氷の結晶が小さいので飲みやすく、水よりも冷却能⼒があります。
●休憩時間について
こまめに休憩を取ることが必要です。休憩時間中には水分・塩分の摂取や身体冷却を行いましょう。また、横になれる休憩場所を設けましょう。WBGT基準値からの超過温度と休憩時間の目安(1時間当たり)は以下のとおりです。
1℃程度超過 15分 以上
2℃程度超過 30分 以上
3℃程度超過 45分 以上
それ以上超過 作業中止が望ましい
プレクーリングの分かりやすい資料は、ポータルサイトにある「中小企業の事業主、安全・衛⽣管理担当者・現場作業者向け働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」にまとめられています。また、厚生労働省が実施している「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」も参照して下さい。
ポータルサイト「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」|厚生労働省
2 三重さんぽセンター産業保健研修会のご案内【無料】 8月・9月分
研修会場:原則として、三重産業保健総合支援センター会議室(三重県医師会館5階)。
受付締切:研修会当日の5日前(5日前以降は、一切受付ができませんのでご了承下さい。)
回数制限:産業医向け研修会は、お一人様、月1回まで(メルマガ登録による規制緩和措置あり。詳細は以下参照。)
申込開始:研修会当日の2カ月前の月の最初の営業日。
※ 産業医向け・産業保健スタッフ向けに区分していますが、共に職種に関係なく受講していただけます。
※ 天災・講師都合等により研修会を中止する場合があります(申込済の方には、当センターから連絡します。)。
【申込に関する注意事項】
● 研修会申込は、当センターHPの「研修会申込」の画面からお願いします。
● 申込後、当センターから「承認待ち」メールが送信され、後日、「承認した」旨のメールが送信されます。
(双方のメールが届かない場合、申込が適切に行われていない可能性がありますので、必ずご確認下さい。)
【研修会への遅刻・早退について】
● 15分以上の遅刻・早退の場合、いかなる理由があっても、単位を付与できませんのでご留意下さい。
(特に、木曜日は、医師会行事との重複が多く、駐車場が満車になることも多いためご留意下さい。)
◇ 【産業医向け研修】三重県医師会共催 日本医師会認定産業医研修(単位取得あり)
申込先
産業医向け研修一覧 | 三重産業保健総合支援センター (johas.go.jp)
□ 8月6日(木) 14:30~16:30 生涯:専門2単位
「精神疾患のある方への理解と対応」 楠本みちる 三重県立こころの医療センター参事
□ 8月19日(水) 14:30~16:30 生涯:更新2単位
「ペイシェントハラスメントへの対応~医療者と医療現場を守る~」 前川光子 社会保険労務士
□ 8月27日(木) 14:30~16:30 生涯:専門2単位
「カスタマーハラスメントの問題点~事業主の安全配慮義務~」 鈴木栄智 鈴木栄智法律事務所代表・弁護士
□ 8月28日(金) 14:30~16:30 生涯:専門2単位
「石綿による健康障害の実態と求められる対応」 柴田英治 (学)四日市看護医療大学学長
□ 9月10日(木) 14:30~16:30 生涯:更新2単位
「職場における総合的ハラスメント対策、カスタマーハラスメント対策」
矢田有 中村史樹 三重労働局雇用環境・均等室 主任雇用環境改善・均等推進指導官 労働紛争調整官
□ 9月17日(木) 14:30~16:30 生涯:専門2単位
「「エイジフレンドリーガイドライン」と行動災害防止」
谷垣己子男 労働衛生コンサルタント 第一種作業環境測定士
※ 産業医向け産業保健研修会における重要なお知らせ
令和7年度から、産業医向け研修における単位取得は、医師会会員情報システム(MAMIS:マミス)上で行うこととなり、単位取得のためには、MAMIS上でのマイページ登録が必要となります。単位取得を希望される方は、必ず、ご自身でマイページ登録を行ってください。また、MAMISに単位が反映するまでに1か月程度かかります。詳細については、三重県医師会にお問い合わせください。(当センターでは、マイページ登録等に関するお問い合わせには対応できませんのでご了承ください。)
◇ 【産業保健スタッフ向け研修】(単位取得なし)
申込先
産業保健スタッフ向け研修一覧 | 三重産業保健総合支援センター (johas.go.jp)
□ 8月25日(火) 14:00~16:00 ≪オンライン≫
「一緒に考えるLGBTQ+のこと」
髙村純子 (独)国立病院機構三重病院 認定医療ソーシャルワーカー
□ 9月3日(木) 14:00~16:00 ≪オンライン≫
「発達障害の特性と雇用管理」
(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構三重障害者職業センター 障害者職業カウンセラー
□ 9月8日(火) 14:00~16:00 ≪オンライン≫
「メンタルヘルス不調者の職場復帰支援」 上住津惠 三重産業保健総合支援センター
□ 9月16日(水) 14:00~16:00 ≪オンライン≫
「高次脳機能障害の理解と対応」
(社)三重県厚生事業団 三重県身体障害者総合福祉センター 高次脳機能障害コーディネーター
□ 9月18日(金) 14:00~16:00 ≪オンライン≫
「ジェンダーと労働法」 前川光子 社会保険労務士
● メルマガ登録の特典
当センター主催の産業保健研修会(産業医向け)は、お一人様、1か月あたり1回までとの回数制限を設けていますが、メルマガ登録者の方は、1か月に2回まで研修受講を可能としております。
毎月、メルマガにパスワードを記載していますので、特典を利用される方は、当センターHPの研修申込ページの最下段にある「メルマガパスワード」欄にパスワードを入力して下さい。(未記入の場合、特典利用はできません。)
● メルマガ7月号パスワード
メルマガ7月号のパスワードは・・・〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
このパスワードは、8月16日申込分まで。8月17日以降は、次月号のパスワードを記載してください。
3 法令等改正情報
(1)及び(2)について、令和8年6月10日に官報に記載され正式な施行日が確定しました。
(1)小規模事業場へのストレスチェック義務化【令和10年4月1日施行】
労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律(令和7年法律第33号。以下「改正法」という。)において、
ストレスチェックの小規模事業場への義務化については施行期日を政令で定めることとされていたが、施行期日を令和10年4月1日とするもの。
概要:ストレスチェックについて、現在、努力義務とされている労働者数50人未満の事業場について実施を義務付けるもの。
施行期日:令和10年4月1日
(2)化学物質の譲渡・提供時におけるSDSの交付義務違反の罰則化及び
通知事項変更時の再通知の義務化 【令和12年4月1日施行】
改正法において、化学物質の譲渡・提供時における危険性及び有害性情報の通知(SDS:安全データシートの交付)について、
①通知義務違反に罰則を設ける
②通知事項を変更した場合の再通知を義務化する
旨決定していたが、施行期日については政令で定めることとされていたところ、施行期日が、令和12年4月1日となったもの。
改正の概要はこちら→
(1)及び(2)
https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/001700863.pdf
(3)産業医の辞任、解任等時の労働基準監督署長への報告【令和8年8月1日施行】
従来は、産業医の「選任時」のみ労働基準監督署長への報告が必要でしたが、改正後は、「解任・辞任時」も報告が必要となります。
リーフレットはこちら→
「産業医による労働者の健康管理等を徹底しましょう」
(4)一般健康診断の検査項目が変わります【令和9年4月1日施行】
・追加
血清クレアチニン検査
・削除
喀痰検査
・名称変更
肝機能検査
(GOT⇒AST、GPT⇒ALT、γ-GTP⇒γ-GT)
リーフレットはこちら→
「定期健康診断等の診断項目の取扱いが一部変更になります」
4 厚生労働省・三重労働局関連情報
◇ 令和8年度エイジフレンドリー補助金について
高年齢労働者の労働災害防止のための設備改善や、専門家による指導を受けるための経費の一部を補助します。
Ⅰ 専門家総合対策コース(職場環境改善・運動指導等)
Ⅱ 熱中症対策コース
Ⅲ コラボヘルスコース
補助金申請受付期間:令和8年5月15日~令和8年10月31日(※専門家総合対策コースの第1段階の申請期限は8月31日)
※予算額に達した場合は、受付期間中であっても受付を終了する場合があります。
詳細は、以下をご確認ください。
◇ 令和7年度「個別労働紛争解決制度の施行状況」が公表されました!
全国の労働局、労働基準監督署(総合労働相談コーナー)へ寄せられる相談件数は、119万8,010件で18年連続で100万件を超え、前年度よりは減少したものの、高止まりが続いています。
また、相談内容では、「いじめ・嫌がらせ」に関するものが55,614件で(前年度比1.1%増)で14年連続最多となりました。
都道府県労働局長による助言・指導申し出件数は、9,616件(前年度比8.5%増)、紛争調整委員会によるあっせん申請件数は4,486件(前年度比16.0%増)となり、前年の件数を上回りました。
助言・指導の申し出内容では、「労働条件の引き下げ」の助言・指導の申出は、1,220件(前年度比10.6%増)となりました。また、あっせん申請のうち「解雇」のあっせん申請は、892件(前年度比12.6%増)となりました。
詳細は、以下をご確認ください。
「令和7年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します|厚生労働省
◇ 令和8年の三重県の労働災害発生状況(令和8年5月末現在)
令和8年5月末現在の三重県内の休業4日以上の死傷者数は、757人(前年同期比0.9%減少)となっています。
事故の型では、「転倒」が201人で最多となっており、「墜落・転落」が132人、「動作の反動・無理な動作(腰痛等)」が110人と続きます。
詳細は、以下をご確認下さい。
5 その他のお知らせ
◇ 第99回日本産業衛生学会
第99回日本産業衛生学会が、オンデマンド配信されます。
テーマ:すべての働く人への産業保健―実践と学術の協働で挑む―
{nbsp}配信日:令和8年6月23日~同年8月17日(オンデマンド配信は、日本医師会認定産業医精度の単位取得はできません。)
詳細は、以下をご確認ください。
◇ 全国産業安全衛生大会in札幌
全国産業安全衛生大会は、全国から産業安全・労働衛生の関係者が集い、企業の研究発表や、専門家による講演などを行う、国内最大の安全衛生イベントです。産業現場での安全と健康の確保を誓う安全文化の祭典に、ぜひご参加ください。
テーマ:共に築こう 安全・健康 一人ひとりが輝く未来
日 時:令和8年9月16日~同年9月18日
場 所:北海きたえーる(北海道立総合体育センター)、札幌コンベンションセンター他
詳細は、以下をご確認ください。
第85回(令和8年度)全国産業安全衛生大会 in 札幌 特設ウェブサイト
〇 メールマガジンの配信・停止・変更
当メルマガでは、日本医師会認定産業医研修及び産業保健スタッフ向け研修の案内、産業保健に関する最新情報、イベント案内、労働行政からのお知らせなど、利用者の皆様にお役立ていただける内容となっております。
配信・停止・変更については、以下をご確認ください。
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〒514-0003 三重県津市桜橋二丁目191-4 三重県医師会館内
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